麹入りいかの塩辛の作り方

私がおじいちゃんの作ったいかの塩辛を食べた時、「なんておいしいんだろう」と感動しました。
私が大学生の頃ですから、今から45年近く前です。麹が入っていて見た目は悪いのですが、恐々口に運んだところ、ただ、塩辛いのではなく、麹のなせる技なのでしょうか。
甘いのです。
もちろん、砂糖の甘さではない、自然のほんのりとした甘さ。
あんなにおいしいいかの塩辛は食べたことはありません。
最近は、ゆずが入っていたり、それなりに風味が良かったりと感じることはあるのですが、あの時の感動はあれ以来ありません。
最初に断っておきますが、その味は今回出せませんでした。
そして、私のおじいちゃんは死んでからもう30年はたつでしょうか。結局、作り方は聞けませんでした。
だから、本で調べて作りました。とりあえずおいしかったです。ぜひ、お試しください。
と言うことで、いかの塩辛です。

■材料は当然いかです。いかを3杯。塩と麹。

■このいかの胴を裂き、わた袋と足に分けます。わた袋は破らないようにとります。

■胴は皮を剥き、長さ4センチ、幅5ミリ程度に切ります。保存用なら10パーセント。当座用なら8パーセントの塩を振り込んで容器に入れ、毎日かき混ぜ1週間おきます。

■わた袋(私は2つだけ使いました)は10パーセントの塩を振り込んで別の容器に1週間漬けておきます。

■1週間たったら袋を切っていかの胴に混ぜます。その時に麹をばらばらと混ぜます。量は最初に使った塩のの2倍弱くらいの量です。

■このまま、時々かき混ぜて10日ぐらいで出来あがりです。

■麹があまり利かなかったか、それでもちょっと辛いいかの塩辛が出来ました。最初はこんなものかと食べていました日を追うごとにおいしく感じて最後は手放せなくなりました。でも塩気が強いので体に悪いかなといった心配も一緒にありましたが。


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