小豆で味噌作り

 お味噌の材料を注文してくださるお客様で大豆でなく、小豆をというお客様がごくたまにいます。小豆ではなく、大豆の間違えではと聞いてしまうこともあります。が、小豆でお味噌を作るそうです。
 今回は、大豆の代わりに小豆でお味噌を作ってみました。

容器に仕込んだ小豆の画像

麹500グラムに小豆が500グラム、塩210グラムで作りました。

鍋に入れた小豆の画像

 小豆は、水に漬けずに直接煮ます。
ただ、渋抜き(下ゆで)という作業をします。
 渋抜きは、小豆を煮る。煮たら一度水を捨てて、また煮るというものです。
 そのあとは、水を入れて本格的に煮ます。

小豆を煮る画像

 小豆は、大豆よりは、早く煮えます。
 正確には、煮える時間を計っていませんでしたが、2時間弱ぐらいだったと思います。

小豆と小豆の煮汁を分ける画像

 大豆のときと同じで、小豆の煮汁と小豆をわけます。
 写真では、見えませんが、ざるの下に小豆の煮汁がたまっています。

小豆をつぶす画像

 大豆よりは、楽につぶせました。
 ただ、黒くて目の悪い私は、ほとんど潰したつもりでいましたが、麹を混ぜた時、かなり小豆の形をしたものが、ありました。
 黒くて見分けがつかなくなります。
 いつもとおりにポテトマッシャーで潰します。

潰した小豆に麹、塩を入れる画像

 大豆のお味噌同様、麹と塩を加えて、よく混ぜます。

小豆の煮汁を入れる画像

 小豆の煮汁を加え、柔らかさ固さを調整しながら、とにかくよく混ぜます。
 自然の力がお味噌を造るので、均一になるようによく混ぜます。

容器に仕込んだ小豆味噌の画像

 今回は、出来上がりが約2キロぐらいです。
 どんなお味噌になるか、楽しみです。

 容器に入れるコツは、できるだけ空気が入らないように押し込むように入れてください。

表面にラップとワサビを載せる画像

 容器の表面にラップを貼り付けます。
 なにか表面が乾いて大豆のようにうまくはれませんでした。

 ラップの上の緑色のものは、チュウブのわさびを絞ったものです。カビ除けです。
 大豆の味噌にも使っています。これをすると結構カビが生えない気がします。

容器のふたに制作日を貼る画像

 最低限、いつ作ったかは、記した方がいいです。
もちろん、作った時の麹や大豆の量も記した方がいいです。

 2015年11月18日に仕込みました。

 これからどう変化するかは、わかりません。
 小豆のお味噌がどんな味がわからないのが、楽しいです。

 2016年4月10日に天地返しをしました。ちょっとなめたら味噌になっていませんでした。なにか大豆の味噌とは、違うへんな味でした。

小豆味噌の発酵した画像

 2016年6月2日に再びあけてみました。
 見た目は、ちょっとお味噌らしくなっていました。
 味は、小豆の味がほのかにしますが、まだまだかなという感じ。

 お湯に溶いて薄いのを飲んでみました。コクがありました。が、どうなのでしょう。

 もう少し寝かせてみることにしました。

※2016年10月18日にまた開けてみました。期待はしてなかったのですが、甘くおいしい。近いうちに使ってみようと思います。

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